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コラム

2025/12/01

注文住宅

【最新|2026年の住宅補助金制度】「みらいエコ住宅2026」の金額と条件を徹底解説

2026補助金情報

2025年11月、住宅購入やリフォームを検討中の方に朗報です!

これまでの省エネ住宅補助金の後継、2026年の住宅補助金制度みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)」が、国土交通省より発表されました。

物価高の影響を受ける新築住宅購入や既存住宅の省エネ化をサポートするため、特に高い省エネ性能を持つ「GX志向型住宅(GX住宅)」への支援が手厚くなっています。

新築住宅購入の補助金のポイントを簡単に紹介すると、以下の通りです。

  • 補助額:最大110万円
  • 補助金対象の住宅:GX志向型住宅/長期優良住宅/ZEH水準住宅
  • リフォーム補助額:最大100万円
  • 補助対象:R7年11月28日以降に工事に着手した住宅

この記事では、これから家を建てる・買う人、リフォームする人が知っておくべき「補助金額」や「対象条件」をわかりやすく解説します。

1.いつから対象?スケジュールと予算

まず一番気になるスケジュールです。
今回補助金の対象となるのは、令和7年11月28日の閣議決定以降に、工事に着手した住宅です。

新築の場合:基礎工事の着手がR7年11月28日以降
リフォームの場合:リフォーム工事の着手がR7年11月28日以降

注意点として、このスケジュールで確認すべきなのは契約日ではなく工事を始めた日であることです。契約がそれより前であっても、対象の工事開始が11月28日以降であれば補助の対象になります。

2.「GX志向型住宅」は最大110万円!住宅性能別の新築購入の補助金額

補助金早見表
・子育て世帯または若者夫婦世帯とは、「18歳未満の子を有する世帯(子育て世帯)」又は「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯(若者夫婦世帯)」を指します。

新築住宅(注文・建売)の場合、建てる家の「省エネ性能」によって補助額が3段階に分かれます。

より高性能な「GX志向型住宅」では、最大110万円という最も高い補助額が設定されています。(寒冷地等では125万円)

「GX志向型住宅」を購入する場合、すべての世帯が対象で、家族構成に関わらず補助の対象となります。

子育て世帯・若者夫婦世帯限定では「長期優良住宅」で最大75万円、「ZEH水準住宅」では最大35万円の補助が受けられます。(古屋の除却を行う場合は+20万円、寒冷地はさらに+5万円)

省エネ基準等の他にも、以下のような細かい用件が定められています。

・対象となる住戸の床面積は50㎡以上240㎡以下とする。
・以下の住宅は、原則対象外とする。
① 「土砂災害特別警戒区域」、「急傾斜地崩壊危険区域」又は「地すべり防止区域」に立地する住宅
② 「立地適正化計画区域内の居住誘導区域外」かつ「災害レッドゾーン(災害危険区域、地すべり防止区域、土砂災害特別警戒区域、急傾斜地崩壊危険区域又は浸水被害防止区域)内」で建設されたもののうち、3戸以上の開発又は1戸若しくは2戸で規模1,000㎡超の開発によるもので、都市再生特別措置法に基づき立地を適正なものとするために行われた市町村長の勧告に従わなかった旨の公表に係る住宅
③ 「市街化調整区域」のうち、「土砂災害警戒区域又は浸水想定区域(洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における浸水想定高さ3m以上の区域に限る。)」に立地する住宅
④ 「市街化調整区域以外の区域」のうち、「土砂災害警戒区域又は浸水想定区域(洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における浸水想定高さ3m以上の区域に限る。)」かつ「災害危険区域」に立地する住宅

この要件には、土地を選ぶ際に注意すべきポイントも含まれています。

専門的な内容のため、資料やウェブだけでの確認は難しいです。土地探しの専門家と一緒に確認することをおすすめします。

その他、細かい規定については国土交通省のホームページをご参照ください。

家庭用蓄電池を設置する場合の補助事業と併用が可能です!

みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)と併用して、「蓄電池を設置する場合の補助事業」を利用できます。

DR(※)に活用可能な家庭用等蓄電システムの導入を支援するための補助事業で、補助率は最大3分の1以内と発表されています。

※ ディマンド・リスポンスの略称。電力需要を制御することで、電力需給バランスを調整する仕組み

3.何が違う?「GX志向型住宅」「長期優良」「ZEH」の違いを解説

今回の補助金では「GX志向型」「長期優良」「ZEH水準」という3つの言葉が登場しますが、 これら3つは簡単に言うと「省エネ性能のレベル」が異なります。

① GX志向型住宅

2050年カーボンニュートラルを見据えた、ZEHを上回る最も高い省エネ性能を持つ住宅。以下のすべてを満たす必要があります。

  • 断熱性能等級6以上
  • 再エネ除く一次エネルギー消費量削減率 35%以上
  • 再エネを含む一次エネルギー消費量削減率 100%以上
  • HEMSの設置(エネルギーを見える化し自動制御)

② 長期優良住宅

長く良好な状態で住み続けられることを国が認めた住宅。
省エネだけではなく、長寿命・耐震性・維持管理のしやすさなど総合性能の高さが特徴。

  • 断熱性能等級5以上
  • 再エネ除く一次エネルギー消費量削減率 20%以上
  • 耐震性、劣化対策、維持管理性など、国の認定基準をクリア

③ ZEH水準住宅

断熱・省エネ・創エネで住まいのエネルギー収支を実質ゼロに近づける住宅。

  • 断熱性能等級5以上
  • 再エネ除く一次エネルギー消費量削減率 20%以上
  • 太陽光発電など「創エネ設備」を導入してエネルギー収支を調整

以上の内容を一言でまとめると…

  • GX志向型住宅 → 最上位。ZEHを超える性能。補助額最大110万円。
  • 長期優良住宅 → 省エネ+長寿命・耐震など総合性能が高い住宅。
  • ZEH水準住宅 → ZEHと同等の省エネ・創エネ性能。

4. 既存住宅のリフォームでは最大100万円!

リフォーム補助金早見表

リフォームでは、開口部、外壁、屋根・天井又は床の断熱改修、及び省エネ設備設置の工事が対象です。こちらは賃貸住宅も補助対象に含まれます。

補助上限額の目安は、 住宅が「どれくらい古い(省エネ基準)か」、及びリフォーム後に「どの省エネ基準相当に達するか」によって決まります。

対象の住宅

  • 「平成4年省エネ基準」を満たさない住宅
  • 「平成11年省エネ基準」を満たさない住宅
  • 省エネリフォーム後に「平成11年省エネ基準」もしくは「平成28年省エネ基準」を満たす住宅

補助額

〇「平成4年省エネ基準」を満たさない住宅

・平成28年基準相当まで改修する場合:上限100万円/戸
・平成11年基準相当まで改修する場合:上限50万円/戸

〇「平成11年省エネ基準」を満たさない住宅

・平成28年基準相当まで改修する場合:上限80万円/戸
・平成11年基準)まで改修する場合:上限40万円/戸

リフォーム補助金については、「先進的窓リノベ事業」や「給湯省エネ事業」といった他の補助金と併用できる予定で、これらを組み合わせるとさらにお得になる可能性があります。

補助対象工事

・必須工事:開口部、外壁、屋根・天井又は床の断熱改修、エコ住宅設備の設置の組合せ
・附帯工事: 子育て対応改修、バリアフリー改修等

みらいエコ住宅2026事業についてのまとめ

「みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)」は、特に高い省エネ性能を持つ「GX志向型住宅」などへの支援を強化し、物価高の影響を受けやすい住宅分野の省エネ投資を下支えするものです 。

制度を賢く活用するための核心となるポイントは以下の通りです。

開始時期が重要
 対象となるのは、令和7年11月28日の閣議決定日以降に「工事に着手」したものです 。
契約日基準ではないため、スケジュールの確認が不可欠です。

新築は性能と世帯で判断
 最高ランクの「GX志向型住宅」は、世帯を問わず最大110万円/戸が補助されます 。
一方、「長期優良住宅」や「ZEH水準住宅」は、子育て世帯または若者夫婦世帯が対象となります 。

リフォームは古さと改修レベルで決定
 現在の住宅の省エネ基準の古さと、改修後に到達する基準に応じて、最大100万円/戸が補助されます 。
「先進的窓リノベ事業」など他の補助金との併用も予定されており、組み合わせ次第でさらにお得になります 。

 

補助金の申請方法や補助金交付のスケジュールについてはまだ公表されていませんので、今後の国土交通省からの発表を待ちましょう。

最大110万円の補助金を受けられるか否かは資金計画をする上でも非常に大切な要素。補助金をしっかり活用できるように、今のうちに情報収集しておきましょう!

※こちらの情報は2025年12月1日現在のものとなります。
最新情報やその他の詳しい情報は国土交通省の公式ホームページをご覧ください。

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