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コラム

2025/11/25

不動産売却

不動産売却で一括査定を使うメリットとデメリットを比較

不動産売却で一括査定を使うメリット・デメリット

不動産一括査定とは?基本の仕組みを理解しよう

不動産を売却する際、「いくらで売れるのか」を知ることが第一歩。

不動産一括査定は、売却したい物件の情報を一度入力するだけで、複数の不動産会社に査定を依頼できるサービスです。従来は一社ずつ不動産会社に問い合わせて査定を依頼していましたが、一括査定サイトを利用すれば、その手間を大幅に削減できます。物件の住所や築年数、間取りなどの基本情報を入力すると、サイトに登録している不動産会社に査定依頼が届く仕組みです。

査定方法には「机上査定」と「訪問査定」の2種類があります。机上査定は過去の取引データや公示価格などから算出する簡易的な査定で、即日から5日程度で結果が届きます。訪問査定は不動産会社の担当者が実際に物件を訪問し、物件の状態や周辺環境を確認した上で査定するため、より精度の高い査定額が得られます。結果が出るまでに1週間ほどかかります。

不動産一括査定を使う5つのメリット

メリット

一度で複数社に査定を依頼できる

一括査定サイトの最大のメリットは、手軽に複数の不動産会社に査定を依頼できる点です。

一社ずつ個別に連絡する必要がなく、物件情報を一度入力するだけで、複数の会社に査定を依頼できます。初回相談の時間と手間を削減できるため、忙しい方や不動産売却が初めての方にとって非常に便利なサービスといえるでしょう。

複数社の査定額を比較して適正価格を把握できる

同じ物件でも、不動産会社によって査定額は異なります。

これは各社が持つ得意分野や販売ネットワーク、過去の取引実績などが異なるためです。一括査定を利用して複数社の査定額を比較することで、物件の適正価格を把握しやすくなります。

一社だけの査定では、その金額が高いのか低いのか判断が難しいですが、複数社の査定を並べて見ることで、相場観を養うことができるのです。

同じ条件で不動産会社を公平に比較できる

一括査定では、すべての不動産会社に同じ条件で査定を依頼できます。個別に依頼すると、伝え忘れた条件があったり、説明の仕方が異なったりして、正確な比較が難しくなることがあります。一括査定なら入力した情報が各社に同じように伝わるため、公平な比較が可能です。査定書の内容や担当者の対応、具体的な売却方法の提案などを比較することで、信頼できる不動産会社を見つけやすくなります

自分の目的に合った不動産会社を選べる

不動産会社にはそれぞれ得意分野があります。マンション売却に強い会社、地域密着型の会社、買取に特化した会社など、特徴はさまざまです。一括査定を利用すれば、複数の会社の特徴を比較し、自分の売却目的に最も合った会社を選ぶことができます。できるだけ高く売りたいのか、早く売りたいのか、あるいは住み替えのサポートも必要なのか、目的に応じて最適なパートナーを見つけられるのです。

地域に特化した不動産会社も見つかる

大手不動産会社だけでなく、地域に密着した不動産会社も一括査定サイトに登録しています。地域特化型の会社は、その地域の市場動向や特性を熟知しており、適正な査定や効果的な販売戦略を提案してくれる可能性があります。姫路市のような特定地域で不動産を売却する場合、地域に精通した会社の存在は大きな強みとなるでしょう。

不動産一括査定のデメリットと注意点

デメリット

複数の不動産会社から電話やメールが増える可能性がある

一括査定の最大のデメリットは、複数の不動産会社から一斉に連絡が来ることです。

一括査定では同じタイミングで複数の不動産会社に情報が送信されるため、依頼直後のタイミングで複数社から電話やメールで連絡が入ることがあり、対応に時間を取られることがあります。ただし、最近では連絡希望時間を指定できるサイトや、メールのみでの連絡を選択できるサイトも増えてきました。事前に連絡方法を指定することで、ある程度このデメリットを軽減できますが、もし一度に複数社とのやり取りをするのが難しい場合は、一括査定を利用せず個別に不動産会社へ相談していくのも一つの手段です。

相場と離れた高すぎる査定額に注意!

査定額はあくまで「このくらいで売れるだろう」という予想価格であり、売却を保証するものではありません

中には、媒介契約を獲得するために意図的に高い査定額を提示する会社も存在します。高い査定額に惹かれて契約したものの、実際には売れずにすぐに値下げを提案されるといったケースもあります。査定額だけで判断せず、その根拠をしっかり確認することが重要です。査定書の内容や担当者の説明が具体的かどうかをチェックしましょう。

対応エリアが限られる場合がある

一括査定サイトによっては、対応エリアが限られていることがあります。特に地方の物件や特殊な物件の場合、査定を依頼できる会社が少ないこともあります。サイトを選ぶ際には、自分の物件が対応エリアに含まれているか、どのような種類の物件に対応しているかを事前に確認することが大切です。

匿名での利用が難しい

多くの一括査定サイトでは、査定を依頼する際に個人情報の入力が必要です。氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどを登録しなければならないため、匿名で気軽に査定額を知りたいという方には向いていません。ただし、一部のサイトでは匿名査定や簡易査定に対応しているところもあるため、まずは匿名で相場を知りたい場合はそうしたサービスを利用するとよいでしょう。

一括査定を賢く活用するためのポイント

査定依頼は2〜3社に絞る

一括査定サイトでは複数社に依頼できますが、あまり多くの会社に依頼すると対応が大変になります。訪問査定を依頼する場合は特に、すべての会社の訪問に立ち会う必要があるため、スケジュール調整が困難になるでしょう。机上査定で5〜6社から結果を受け取り、その中から信頼できそうな2〜3社に訪問査定を依頼するのが効率的です。

査定額の根拠を必ず確認する

査定額だけでなく、その根拠をしっかり確認することが重要です。

信頼できる不動産会社は、査定額の算出根拠を明確に説明してくれます。過去の取引事例、周辺の相場、物件の特徴などを踏まえた具体的な説明があるかどうかをチェックしましょう。電話で価格だけを伝えるのではなく、詳細な査定書を提出してくれる会社は信頼度が高いといえます。

担当者の対応や提案内容も比較する

不動産売却は担当者との信頼関係が重要です。査定額だけでなく、担当者の対応や提案内容も比較しましょう。具体的な売却戦略を提案してくれるか、質問に丁寧に答えてくれるか、レスポンスが早いかなど、実際のやり取りを通じて判断することが大切です。売却活動は数ヶ月に及ぶこともあるため、信頼できるパートナーを選ぶことが成功への鍵となります。

囲い込みをしない会社を選ぶ

「囲い込み」とは、不動産会社が物件情報を他社に公開せず、自社で買主を見つけようとする行為です。これにより売却期間が長引いたり、適正価格で売れなかったりする可能性があります。一括査定サイトの中には、囲い込みをしない会社を選定しているところもあるため、そうしたサイトを利用することで、このリスクを軽減できます。

姫路市で不動産売却を考えるなら地域特化型も検討を

一括査定サイトは便利なツールですが、地域に特化した不動産会社に直接相談するのも一つの方法です。

姫路市のような特定地域で不動産を売却する場合、その地域の市場動向や特性を熟知した会社のサポートは非常に心強いものです。地域密着型の会社は、長年の実績から培ったノウハウや地域ネットワークを活かし、適正価格での迅速な売却をサポートしてくれます。また、売却だけでなく住み替えのニーズにもワンストップで対応してくれる会社であれば、次の住まい探しも同時に進められるため、スムーズな住み替えが実現できるでしょう。

不動産売却は人生の中でも大きな決断の一つです。一括査定サイトを活用して複数の選択肢を比較しつつ、自分の目的や状況に最も合ったパートナーを見つけることが、納得のいく売却への第一歩となります。

 

姫路市で不動産売却をお考えの方は、赤鹿地所へぜひ一度ご相談ください。

地域に特化し60年以上の豊富な経験・実績で、あなたの不動産売却に関するお悩みを解決へ導きます。

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