コラム
2024/10/30
マンション売却 土地売却 家・戸建て売却
遠方の不動産を売却する際のポイント
不動産の売却は、自宅の売却や家の近くにある不動産の売却だけにとどまりません。
場合によっては遠方の不動産を売却するケースもあります。
遠方の不動産をスムーズに売却するには、ちょっとしたコツが必要です。
今回は遠方の不動産を売却するためのコツを伝授します。
現地に行かずに不動産売却をする方法
売買する不動産が身近にあることもありますが、
相続で取得した不動産や収益物件などは住んでいる場所と遠く離れた場所にある場合もあります。
もちろん、現地に行かずに不動産を売却する方法がないわけではありません。
今回は現地に行かなくても不動産を売却する方法をご紹介します。
持ち回り契約
持ち回り契約とは、売主と買主が対面せずに契約する形式のこと。
具体的には契約書などを不動産会社の担当者が売主や買主のところに持って行きそれぞれ調印してもらう契約方法です。
遠方に住んでいなくとも、双方のスケジュールが合わず、
契約と引き渡しが別の日に行われる場合にはこの持ち回り契約が行なわれることもあります。
売主や買主は移動する必要がないというメリットがある反面、お互いが顔を合わせる機会がないのがデメリットです。
代理人を建てる
契約を本人が行なわずに代理人を建てて行なう契約方法です。
代理人になれるのは弁護士や不動産会社の担当者のほか、法人の場合は従業員といったケースもあります。
不動産の売却は何千万円、場合によっては億を超える高額な取引です。
代理人を建てる場合、当然ながら信用のおける人物に依頼する必要があります。
司法書士に依頼する
代理人として司法書士に依頼するのもひとつの方法です。
司法書士は不動産の所有権移転登記や抵当権設定登記をしてくれる専門家。
司法書士に代理を依頼すれば、不動産手続きに慣れている分安心です。
遠方の不動産を売却する流れ
遠方の不動産を売却するからといって、やることは一般的な不動産の売却と何ら変わりません。
ただ、不動産の立会いや対面での契約となると、遠方のため負担がかかってしまいます。
負担を少しでも少なくするには、信頼のおける不動産会社を探すのが重要です。
遠方の不動産を売却する際の流れについてポイントを押さえていきましょう。
①売却査定を依頼する
売却の最初の段階、それは売却査定をして価格を決めることです。
売却査定には現地を見ずに行なう机上査定と現地を見たうえで行なう訪問査定があります。
机上査定なら任せておけばよいですが、訪問査定の場合は建物であれば立ち会いが必要です。
空き家ならばカギを預けるなどして対応もできます。
②媒介契約を締結する
売却価格が決まれば、媒介契約を結びます。
媒介契約は一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約があります。
複数の不動産会社に売却を依頼するなら一般媒介契約、単独の不動産会社に依頼するなら専任媒介契約がよいでしょう。
媒介契約自体は契約書を送付してもらい、記名押印した契約書を返送すれば完了です。
★媒介契約の種類やそれぞれのメリット・デメリットについてはこちら
③売却活動を行う
媒介契約が締結されれば、売却活動が開始されます。
売却活動はインターネットの不動産ポータルサイトへの登録、チラシ広告といった手法が中心です。
こうした活動は不動産会社の仕事なので任せておいてよいでしょう。
空き家ならカギを預けておけば不動産会社で対応してくれます。
④売買契約を結ぶ
買主が物件を気に入り、価格などの諸条件の折り合いがつけば、売買契約に臨みます。
売買契約で売主買主の双方が立ち会う場合もありますが、
遠方であれば持ち回り契約や代理人を立てることで顔を合わせず契約することが多いです。
買主は重要事項説明を受けたり、住宅ローンを利用する場合には融資の申し込みをしたりと多くのやるべきことがあります。
一方、売主は契約書の締結以外に特約などで測量、家屋の清掃を課されている場合には、これらの作業を行います。
⑤決済・引渡
不動産売却の最後の段階、それは決済と引渡です。
その内容は主に残金の受け渡しや清算、カギの受け渡しなどとなっています。
最後の段階であるので売主と買主が顔を合わせる場合もありますが、
先ほどご紹介した代理人や司法書士に依頼して臨席しないことも可能です。
遠方の不動産をスムーズに売却するためのポイント
遠方の不動産であっても、基本的な不動産売却の流れは大きく変わりません。
とはいえ、遠く離れた不動産がどんな風に売却されるのかは不安な面もあります。
そこで、こうした不安を解消するために遠方の不動産をスムーズに売却するためのポイントをご紹介します。
地域に詳しい不動産会社に依頼をする
不動産会社といえども、得意なエリアと不得意なエリアが存在します。
それは全国展開している大手不動産会社でも同じです。
遠方の不動産を売却するなら、その地域に精通した不動産会社に依頼するのがおすすめ。
全国的に知られていない不動産会社でも、その地域では実績のある不動産の場合もあります。
スケジュールに余裕を持って売却活動を始める
不動産の売却には時間がかかるものです。
遠方になると、書類や資料のやり取りや連絡などにどうしても余計に時間がかかります。
このため、スケジュールには余裕を持つことが必要です。
あせって短期間で売却しようとすると、相場よりも安い値段で売却してしまったり、
トラブルに巻き込まれたりとよいことはありません。
専任媒介契約または専属専任媒介契約がおすすめ
媒介契約には3種類の契約があるとご紹介しました。
これら3種類の中で遠方の不動産売却におすすめなのが、専任媒介契約や専属専任媒介契約です。
これらの契約には一定期間に一度以上の報告義務が課されています。
この報告のおかげで距離が離れていても販売状況が把握できるのです。
また、内覧を現地の不動産会社に任せる場合にも複数の会社に依頼するよりも、単独の会社に任せた方が安心です。
まとめ
ただでさえ経験の少ない不動産の売却を自宅から遠く離れた場所で行うのは大変です。
ただ、こうしたニーズは昔からあるもので、遠方の顧客に対しても対応できる不動産会社は多くあります。
今はテレビ通話などを利用したオンライン面談も可能になり、
遠方とのやりとりでもより安心して行えるようになりました。
まずは不動産会社の選択と相談を優先してみましょう。
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